「【とんちき坊やとなすび王の国】」の版間の差分

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【とんちき坊やとなすび王の国】は、太田剛気の絵物語作品【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】の作品の一つ。制作年は2021年~2022年で、実質的なシリーズ第1作目にあたる。
【とんちき坊やとなすび王の国】は、太田剛気の絵物語作品[[【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】]]の作品の一つ。制作年は2021年~2022年で、実質的なシリーズ第1作目にあたる。


【とんちき坊やとなすび王の国】は、シリーズで最初に制作された絵本形式の作品である。第1作目にあたる作品であるため、シリーズ全体の世界観を明示することに重きを置いた構成となっており、なすび王の国へやってきたとんちきとろんの物語が、絵画と平易な文章によって描かれている。
【とんちき坊やとなすび王の国】は、シリーズで最初に制作された絵本形式の作品である。第1作目にあたる作品であるため、シリーズ全体の世界観を明示することに重きを置いた構成となっており、[[なすび王の国]]へやってきたとんちきとろんの物語が、絵画と平易な文章によって描かれている。


本作では、シリーズの基本となる物語展開のフォーマットが示されている。すなわち、「とんちきとろんが旅先に着く」→「現地で歴史的出来事に遭遇」→「その顛末をとんちきとろんが見届ける」という流れである。その上で、国家規模の歴史的大事件と、とんちきとろんのような愉快なキャラクターたちを同時に存在させながら物語として表現することが最大の狙いとなっている。
本作では、シリーズの基本となる物語展開のフォーマットが示されている。すなわち、「とんちきとろんが旅先に着く」→「現地で歴史的出来事に遭遇」→「その顛末をとんちきとろんが見届ける」という流れである。その上で、国家規模の歴史的大事件と、とんちきとろんのような愉快なキャラクターたちを同時に存在させながら物語として表現することが最大の狙いとなっている。


==あらすじ==
==あらすじ==
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==なすび王の国==
==なすび王の国==
[[なすび王の国]]〉は、〈列島〉南部に位置する立憲君主制国家。初代国王なすごん一世が王政を施行して以来、段階的な拡大を経てなすび族がその他の野菜系民族を支配してきた。
詳細は[[なすび王の国]]を参照。
 
〈なすび王の国〉は、〈列島〉南部に位置する立憲君主制国家。初代国王なすごん一世が王政を施行して以来、段階的な拡大を経てなすび族がその他の野菜系民族を支配してきた。


なすび族は品種によって緑なすび・紫なすび・赤なすび・青なすびに分かれており、各品種はそれぞれ王族・貴族・資本家・労働者という各社会階級に分けられている。この内、緑・紫両なすびは中立を守っているが、赤なすびと青なすびは直接的な利害関係を持っていることもあってお互いが強い敵対感情を抱いて対立している。
なすび族は品種によって緑なすび・紫なすび・赤なすび・青なすびに分かれており、各品種はそれぞれ王族・貴族・資本家・労働者という各社会階級に分けられている。この内、緑・紫両なすびは中立を守っているが、赤なすびと青なすびは直接的な利害関係を持っていることもあってお互いが強い敵対感情を抱いて対立している。