まぬけのろん

まぬけのろんは、【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】に登場するオスの犬のキャラクター。愛称は「ろん」。相棒のとんちき坊やとともに、世界各地を旅してまわるキャラクターとしてシリーズのほぼすべての作品で主人公を務める。

まぬけのろん

プロフィール

 
旅するとんちきとろん

名前

ろん
〈まぬけのろん〉は通り名であり、作中では基本的に「ろん」とのみ呼ばれる。

出身地

〈とんちきの村〉
ただし、出生地は正確には不明。赤ん坊のころに〈とんちきの村〉で里犬に出されていたところをとんちきに引き取られ、そのまま同村で育った。

生年月日

不明。ただし、とんちき家では里犬として引き取られた4月15日をろんの誕生日として定めているため、各種資料では同日が誕生日とされている(4月15日はとんちきの誕生日。とんちきへの誕生日プレゼントとして家に引き取られた)。

犬種

ゴールデンレトリーバー。

 
穴掘りをするろん

身体・身体能力

体長約60cm、体重約32kg。ただし、体重に関しては作品によって増減が激しく、食文化が盛んな国へ行った際には太った姿で描かれることもある。 体の色は乳白色で、顔に茶色い模様が入っている。体形は丸々としているが、動きは大変機敏である。よく何かを追いかけており(例:飛んでいるちょうちょなど)、体を動かすことは好きなようだ。犬らしい仕草や習性もよく見せる。 とんちきの長旅に付き合ったり、無茶ぶりなどにも対応して見せるなど、体力や運動神経は高い方である。

性格

「まぬけの」と形容されてはいるものの、犬としてはかなりお利口である。しつけがよくされており、とんちきはもちろん、他人の指示にもしっかりと従う賢い犬である。「まぬけの」という二つ名の由来は、主に顔つきを指して付けられたものである(〈まぬけのろん〉の名付け親はとんちき)。
感受性豊かで、喜怒哀楽の感情がはっきりと顔に出るタイプである。この点は相棒のとんちきと非常に対照的であり、作中ではとんちきに代わって感情表現をする場面が多々見受けられる。特に、何か残念な出来事が起こった際に出る悲しげな表情はシリーズの定番となっている。 人に対する思いやりの心も持っており、困っている人には優しく接するが、一方で悪人や不条理なことに対しては毅然とした反応を示すなど、とんちき同様正義感をしっかりと持ったキャラクターとして描かれている。

家族

里犬のため、血のつながった犬の家族についての詳細は不明。 そのため、とんちき家の人々に対しては血のつながった家族同然の存在として信頼感を持っている。とんちき家では大変可愛がられており、特に優しく世話をしてくれるとんちきの母によくなついている。とんちきの父に対しても、散歩に連れて行ってもらうなど世話になっていることからなついているが、とんちきの妹に対しては嫌いなわけではないがやや苦手意識をもっているらしい。これは、妹はとんちき以上にろんに対する無茶ぶりが多いためであり、大抵何らかの遊びの実験台にされて毎回ひどい仕打ちを受けているためである。

好き嫌い

食に対する好き嫌いはあまりなく、選り好みせずなんでも食べる。好物は焼き芋、嫌いな食べ物は特にはない。そのため食事の時間はいつも楽しそうにしている。とんちきとの旅でも、ろんが率先して現地の名物などを食べようとおねだりする場面もたびたび描かれている。 食べ物以外では、フリスビーや車に乗ることが大好きである。逆に、水に入ることは嫌いなようで、お風呂やシャワーはもちろん、雨の日の外出も(出かけはするものの)嫌なようである。


とんちき坊やとの関係

既述の通り、とんちきとは里犬としてとんちき家にやってきたことで出会っている。 ろんにとってのとんちきは、相棒であり、飼い主であり、そして何よりも親友である。両者は一心同体の強い信頼関係で結ばれており、とんちきがどんなところへ出向こうともついていく。日常の些細ないざこざやケンカはすれども、それによって根本的な信頼関係が崩れるようなことはない。 とんちきのいたずらやいじわるについてはあまり快く思ってはいないが、世話はしっかりとしてくれているのでそこまでは気にしていない様子である。


登場作品

【とんちき坊やとぬっしーの湖】
【とんちき坊やといるか島の国】
【とんちき坊やとなすび王の国】

その他、単品イラストなど登場作品多数。

関連項目

【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】
〈とんちき坊や〉