「【とんちき坊やといるか島の国】」の版間の差分

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==作中の出来事==
==作中の出来事==
===農園門の変===
===農園門の変===
[[ファイル:waboku.jpg|thumb|200px|ワンケロ講堂の和睦]]
とんちきとろんが〈いるか島の国〉にやってきた最初の夜に遭遇した、いぬ族の派閥とかえる族の派閥の兵士同士による偶発的な武力衝突。実際にはただの些細なケンカであったのだが、かえる族といぬ族の影響力を落としたいオオサンショウウオ大臣がこのケンカの発生をあえて大事の様に発表し、無理矢理に戒厳令発令の根拠としてしまった。戒厳令発令のねらいは、いぬ族とかえる族の排除である。
とんちきとろんが〈いるか島の国〉にやってきた最初の夜に遭遇した、いぬ族の派閥とかえる族の派閥の兵士同士による偶発的な武力衝突。実際にはただの些細なケンカであったのだが、かえる族といぬ族の影響力を落としたいオオサンショウウオ大臣がこのケンカの発生をあえて大事の様に発表し、無理矢理に戒厳令発令の根拠としてしまった。戒厳令発令のねらいは、いぬ族とかえる族の排除である。


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以上の流れは、ワンケロ講堂の和睦からわずかに数時間の間に実行に移された。さらに、オオサンショウウオ大臣の逮捕は、直前になってオオサンショウウオ邸周辺の住民に告知されたために、歴史的瞬間を目撃しようと集まった群衆に囲まれる形で大々的に行われた。これらの一連のいぬ族・かえる族同盟の動きは、翌日の新聞の朝刊にも「電光石火」と形容されるほど鮮やかなものであったが、一方でそのあまりの手際に良さから「すべて(農園門の変以降の政局全般)は文左衛門の策略だったのでは」という疑惑も生まれた。
以上の流れは、ワンケロ講堂の和睦からわずかに数時間の間に実行に移された。さらに、オオサンショウウオ大臣の逮捕は、直前になってオオサンショウウオ邸周辺の住民に告知されたために、歴史的瞬間を目撃しようと集まった群衆に囲まれる形で大々的に行われた。これらの一連のいぬ族・かえる族同盟の動きは、翌日の新聞の朝刊にも「電光石火」と形容されるほど鮮やかなものであったが、一方でそのあまりの手際に良さから「すべて(農園門の変以降の政局全般)は文左衛門の策略だったのでは」という疑惑も生まれた。
このオオサンショウウオ大臣の失脚後、後継首相にはいぬ族のポチベエが就任し、オオサンショウウオ一派に代わっていぬ族・かえる族の同盟が主流派となる新政権が誕生した。
このオオサンショウウオ大臣の失脚後、後継首相にはいぬ族のポチベエが就任し、オオサンショウウオ一派に代わっていぬ族・かえる族の同盟が主流派となる新政権が誕生した。
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ファイル:iruka_hen.jpg|農園門の変
ファイル:waboku.jpg|ワンケロ講堂の和睦
ファイル:shikkyaku.jpg|オオサンショウウオ大臣の失脚
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==関連項目==
==関連項目==
[[【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】]]
[[【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】]]